ピタットハウス岡山店 artplanning ブログ

不動産市況について

久しぶりの書き込みになりますが、なかなか厳しい市場が続いていますが一部に明るい兆しが見え始めています。

いつも言っていますが、「不動産市況」と一概に言っても、いろいろな分野があります。

分譲(新築)、流通(中古)、賃貸、投資などがあって、どの分野も「厳しい」ということではありません。

昨年秋の金融危機以降不動産価格は全般的に下落傾向が続いています。
そんな中で下落が好感され「買い時」との認識が広がって、中古流通や、一部低価格の住宅は超低金利と家賃の割高感に助けられ、徐々に明るさが見え始めています。

また、株価の急落や各種の金融商品の信頼性の不安から、一部の個人投資家は収益性の高まった不動産を物色する動きが出始めています。

また、その反対に、不況の進行で、失業者の増加や所得の喪失や低下による住宅ローンの破綻や企業倒産で不動産の処分や競売が増加しています。

賃貸市場もオフィス系は企業規模縮小や支店の統廃合といった中で、地方をはじめ都市部でも空室率は急上昇しています。
また、法人の転勤や新規採用などの縮小により、居住系の賃貸市場も苦戦を強いられています。
賃料の下落傾向はますます拍車がかかり、入居一時金を取らないなど各社必死の入居募集を展開しています。

岡山の居住系賃貸の市場は、郊外の比較的賃料水準の高い2DKなどの新婚、や一部家族向けの賃貸市場の苦戦は引き続き続くと予測され、晩婚化、少子化、の影響を受けるのは必至と考えられています。それだけではなく、低金利による月額支払ローン額の低下や、低価格分譲商品の出現により賃貸住宅から、中古戸建てや、中古マンション、新築建売、新築分譲マンションへの脱出組が後をたたない。
また、単身向けの1R、1LDK市場も、退去の理由として「実家に帰る」や「もう・・・家賃が支払えない」「仕事を首になった」など不況の影響からの退去者が目立っています。
何とか、新しい入居者を見つけて・・・・・とあの手、この手と考えているのが現実のようだ。


結論として、「社会構造の変化」が不動産の市場にも大きく影を落としていることは間違いなく、確かに不況の影響もあるが、それよりまして、今、この国は、おおきな「社会構造の変化」の真っただ中にあるという認識を持っておくことが、最も重要な市場のとらえ方のようだ。

この「社会構造の変化」は、すべての産業に言え、このプログを読んで頂いています、いろいろな業種の方も、私の不動産の話としてではなく、各業種での心構えが必要な時期に来ていると思う。

かつて・・・・・・・炭鉱が閉山し、街ごと消えたように・・・・・ガソリンからハイブリット、電気へのエネルギー転換、ユニクロやH&Mなどの商品価格破壊、流通会社の食品オリジナルブランドのヒット・・・・
などなど・・・・・事例はいくらでもある。

変化しなければならないこと、変えてはならないことの分別をする時のような気がしてならない。

市場は巨大な生き物のようだ・・・・・・・・今、大きくうねり、もがいています。


7 26, 2009(日)