ピタットハウス岡山店 artplanning ブログ
サブプライムとオレオレ詐欺
金融破綻の余波は途上国にもおよび本当に世界中をハリケーンが吹き荒れている。
当分収まりそうもない。金融の破綻は実質経済にも影響を与えるということが今回もまざまざと証明された。米国の自動車産業は最たるものだ。しかし私たち日本人は米国の自動車産業の不振は金融問題ではなく商品開発にあるということは何となくではあるが理解できる。私も今年シカゴに行きましたが、何台もプリウスを見かけた。米国自動車産業の衰退は低燃費車や小型車の開発に遅れたことであると私は感じています。
しかし、米国製のピックアツプトラックや4WD車はかっこいいのは否めない。
アメリカ人の心理を揺さぶるデザインであり、色づかいです。
今日は、車の話ではない。
そもそもサブプライムローンが破綻したのは、低所得者に住宅を購入させるため、無理なローンを組んだことが発端だと言われていますが、そのこと自体は、低所得者向け住宅ローンのリスクを考えるならば「金利」や保証料などでリスクをカバーできたはずである。
低所得者向けの住宅ローンを販売したことよりも、そのローンを金融商品にしたことに問題があったと思う。日本でも実は同じようなことが行われています。住宅ローンを金融商品にしている。以前にプログに書いていますが、しかし日本で住宅ローン破綻がまだそれほど問題となっていないのは、超低金利がずっと続いているからです。しかし最近では金利が安くても、家計の計画のように給料が上がらなかったり、失業したり、離婚したりなどさまざまな理由で徐々に住宅ローンの破綻が出始めています。
ローンを販売する場合はそのリスクを数学的に計算してそのリスクをいろいろな手法でカバーします。貸し手は損のないようになっています。しかしそれを金融商品にすると計画した場合は、ローン商品をとにかく売って、金融商品を作らないと売るものがなくなるのです。要は製造するのです。在庫がなくなりかけると増産しなくてはなりません。ローンを売っているうちは、まだ「自分の貸金を回収する」という意識があるが、金融商品の製造となると、「貸金の回収」という意識がどこかに消えてしまったのではないだろうか。
そしてその金融商品をよりいい商品に魅せるために、他の金融商品とセットにしていわば「お正月の福袋」的商品開発に走り、売りまくった。
ここからが人間の「欲」は果てしない。とにかく売れるものだからどんどん売った。いろいろな「福袋」を作った。最先端の金融工学を駆使し最新のコンピーターで計算しつくされた商品には、最高の格付けがついた。そして・・・・・
結局、金融工学とコンピューターの前に、人間は何が何だか理解できなくなったのだと思います。金融理論やコンピューター技術の急速な進歩に人間の脳や体が付いていけなくなった。そして訳が分からなくなった。
ダーウィンの進化論によると生命は、何億年とかけてその体や生態を変化させてきている。それが進化である。という。人間も進化しているのだろうが、その速度は何千年とかいう単位であろう。しかし科学技術や環境、理論的学問の進化はめざましい速度で発展している。医学界もその中の一つだ。人工授精ゆ代理出産、心臓移植は人類の人類である根底を覆す技術進歩なのだ。代理母の子は誰の子か、心臓が停止すれば「死」なのか、人間の考えや、身体や脳の進化よりも、科学技術の発展があまりに急速なため人間が付いていけなくなっている。
私も昭和の生まれです。生まれたときには我が家にはテレビはなかった。電話もなかった。なんと風呂もなかった。銭湯に父や母といった記憶がある。近所のおじさんやおばさんと一緒に銭湯にいくと、風呂上がりにコーヒー牛乳を買ってくれた、それが嬉しくて、父や母と銭湯に行くよりも、近所のおじさんと銭湯に行くのが楽しみだった。
その当時、我が家にもテレビがお目見えした、当時のテレビは真空管、スイッチを引っ張るとしばらくしないと映像が出てこない。当然リモコンなんかない。チャンネルは12チャンネルのダイヤル式、ガチャガチャと回す。子供でもお年寄りでも、誰でも操作出来た。
そのうち、電話も付いた。当然当時のダイヤル式、当時の父親の権力はすさまじかったと今思うに、家庭がいろいろな便利グッズに満たされていく、何か新しい物がお目見えするたびに、家族に得意げに披露する父、そしてその影で嬉しそうに微笑む母、そして母の一言がいつもあった「お父さんが頑張ってくれたから買えたのヨ」と、父親ががむしゃらに働いているおかげであると子供心に感じていた。
当時の商品は誰でも操作できた。簡単だった。
そして現代、一部の中年やお年寄りたちは「パソコンとはなんじゃ」「携帯は使い方が難しい」「銀行はよくわからん」と今や誰でもが操作出来ない商品が市場に溢れかえる。
そんな中でのオレオレ詐欺、人間の進化よりも機械や文明の方が急速に進化(発達)して人間の脳や体力が付いていけなくなっている。まさにサブプライム問題と同じである。
私は世界が何をそんなに焦るのかよくわからないが、そんなに急速に変化する必要があるのだろうかと疑問を持ち始めている。
昭和の時代「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」とよく言ったものだ。
今、昭和30年代を懐古する動きがある、私たち40歳代の世代には何だか懐かしい。
当時の、狭い長屋での暮らしはそれなりに楽しかった。そんな楽しさをこれからも創造できるのであろうか、とにかく、もっとゆっくり生きて行きましょう。
こんな文章を、東京行きの新幹線の中で、パソコンで書いてる自分の姿が面白く思ってしまいました。
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