ピタットハウス岡山店 artplanning ブログ
不動産業おける人材育成シンポジウム(1)
3月4日(火)13:00~大阪国際会議場で国土交通省、(財)不動産流通近代化センター主催の
「不動産業における人材育成シンポジウム」がありました。
ちょうどCPM定例会議と重なりましたので、参加してみました。
はじめに、国土交通省 総合政策局 不動産業課長 毛利信二氏のご挨拶。
毛利課長は、人と情報が基本の業種、国家的レベルで業界にすぐれた人材を集める必要がある。
国土交通省内に、不動産業人材育成研究委員会を数年前から立ち上げています。
異業種や学識経験者、業界など多方面から委員の方々にさまざまな議論をお願いしている。
今回のシンポジウムも幅広く意見を聞く一環です。現場力の向上に役に立てばと考えています。
と挨拶。
基調講演では、「人間教育」と題して、東京大学名誉教授、学校法人海陽学園、海陽中等教育学校長
の伊豆山健夫先生。
教育とは「人間の多彩な能力を引き出すこと」で小中学校の子供の教育と社会人の教育は違う。
能力を引き出す・・・・この能力とは・・・学校教育では画一化されたプログラムをこなし、プログラムにあった子供は優秀となる。しかし人間の能力とはそれだけではない。
芸術や文学、落語や歌舞伎といった芸ごとなどさまざまである。
その中で、天才とは??「世の中、時代を変えるような人」のことを天才という。
では、教育で天才は育つのか??それは・・・・NO!!である。
そして、天才といわれる人は、天性のような能力があるのです。
高橋是清の話をされた。
彼は、昔のある殿様のお手つきで出来た子供で、生まれてすぐあしがるに養子に出される。
そして波乱万丈の人生を歩む。
高橋是清は確かに努力もしたでしょう、しかし彼の最大の能力は、「人にかわいがられる」天性の能力を持っていた。
その高橋の晩年の言葉に、「人の成長は、思考力が大切である」と言っている。
何万もの書物を読んでも、思考力がなければ何の役にも立たぬ。
今の学校教育は、書物を読んで、問題集をやって、答えを見つけ出せばよい。
本を読んで、問題を解くことよりも、本を読んで「思考」することが大切!!
最近では、ビル・ゲイツがこんなことを言っている。
彼は人間を育てようと思うのなら、「数学をやりなさい」と言っている。
彼は幼い頃から数学に異常なほど、興味があったと言っている。
数学ほど論理的な思考を養う学問はない。すべてに共通する学問であると。
そして最後に、私たちは日本人です。日本人はかつて、意見の対立や争いがあったときにでも、自分を当事者と、もう一人の自分がイメージできて一歩下がって、大局的に物事を思考できる能力があった。
それはある意味、自己犠牲の精神があったのかもしれない。しかし現代はどうだろうか??
不動産業の人材育成も何かそんなところにヒントがあるのかもしれない。
とお話されました。
私は、物凄くいい話で、あっという間の一時間だったと思ったし、その通りだと思ったのと、私もいつも考えている「論理的な思考力」こそが、不動産業の人材育成、今後の最大のテーマであることが間違いないことが確信できました。
しかし・・・・・・・会場はどう考えても、宅建協会などの団体の動員で来たような、高齢者や茶髪の女子社員たち・・・・中には聴いている人もいたようですが、私の後ろの人は、講演終了後に「なんや!!おもろない話やったな~!!東大やなんて、難しいこと、ゆ~~たかて、私ら、わからへん。」
「もう帰ろう!!現場はそんなん、ちゃうで・・・」といったレベル。
現在の私たちの業界がいかにレベルが低いか、今まで何もやってきてないつけが、土地神話の崩壊と共に大きく業界を揺さぶっている。
極端な話。今までの不動産業は、だれでもできた。しかし今後は、絶対・・・・無理。
こんなことを感じてしまいました。
シンポの報告、は次回にします。
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