ピタットハウス岡山店 artplanning ブログ
岡山駅前の開発

先日のセミナー講師、藻谷先生の話では、岡山市の街づくり<今後の課題は?
という、問いに、先生は。
岡山市の州都実現に、欠かすことの出来ない課題として、表町3丁目付近の活性化が急務である。
との、応えでした。その理由として、JR岡山駅の駅中ショップがオープンし、売り場面積10000㎡の小売店舗が、突然出現した。JR西日本も勝負に出た。
また、ビッグカメラが長期未開発であった、駅前に出店を決定、改装工事も着々と進行中。
また、西口にも、岡山市再開発事業で、ホテルが進出。
駅前に、商業施設が集約して来ている。街づくりの観点からは非常に危険な状態だと。
そんな話を聞いて、ふっと・・・・・
岡山駅前と言えば・・・・・林原グループ!!と思い出し、当社の再開発について、進捗状況を調べてみると、HP上にこのようなコメントがありました。
非常に興味深く、読ませていただきました。
きっちり、地域を分析しています。
私のような者がこのようなことを書くのは、失礼ですが、すばらしいと思います。地域のことを真剣に考えています。地元企業として益々の発展を期待いたします。
平成18年12月の記事です。
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●地域の現況
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JR岡山駅のリニューアル工事(橋上駅舎、東西連絡通路、さんすて岡山)
も2年半をかけ10月に完成し、これまで岡山には無かったお洒落なショップ
(スイーツ、惣菜、洋服など)が数多く揃い、旅行客、通勤客及び大勢の一般
の買い物客が詰め掛け賑わいを感じさせるスタートになりました。さらに来年
夏を目標に駅ナカ商業施設の増床が計画されており、それが完成すれば今回の
開業部分と合わせて約1万平方メートルになります。より多くの種類の店舗が
揃うこととなり賑わうことが期待できます。しかし駅西口にある商店、施設な
どへの人の動きを期待して開通した通路も便利さは増したものの新規顧客増大
のねらいに今ひとつの感はぬぐえず、今後の企画展開が課題です。
一方、年末になってJR岡山駅の表口にもう一つの動きがありました。ここ数
年にわたり空家の岡山会館活用が決まり、大型家電量販店「ビックカメラ」の
来秋の出店が決定しました。他県の状況でも分かる様に「ビックカメラ」「ヨド
バシカメラ」など大型量販店の進出はその地区の商業形態を大きく変える影響
力を持っています。どんなに郊外のドライバーが増えても決して「駅前立地」
の原則をはずしません。JR大阪駅北への「ヨドバシカメラ」の進出はこれま
で大阪の電気街として周知されてきたミナミの日本橋の様相を変え、電気店が
キャラクター商品などの店舗に入れ代わりつつある状況です。
そして、岡山のダイエーの撤退した「ドレミの街」もコンビニやスポーツ店
の出店、保育園の開設などで空き区画も埋まりつつあります。また、中国銀行
は通勤客の獲得を目的として駅前支店を建て替えて平日の資金運用や住宅ロー
ン等の窓口を夜8時までの営業にするなど、街の機能や形態が変わり始めてい
ます。人の流れは徐々に岡山駅前に集中してくる様相を呈しているように思わ
れます。その一方、旧深柢小学校跡地利用に関してはまだ活用策(川崎病院の
移転、教育防災拠点の設置、岡山市民病院の移転など)が決まらず、市当局は
対応に苦慮しているのが実状のようです。
岡山市の都市像が「水と緑が魅せる心豊かな庭園都市」と決まりました。こ
れから具体的なビジョンに仕上げていくことになるようですが、どのようなも
のになるのか市民は期待しています。さらに岡山市政令指定都市推進協議会が
県知事に対し早期実現の要望書を提出するなど、岡山市の政令指定都市実現に
向け活動も活発化してきています。道州制の導入等の議論がなされている中、
中四国中核都市を目指す岡山市は自己責任がもてる政令都市としての風格を確
立し、行政の責任の所在をハッキリし政策立案も出来、交付税頼みではなく自
立してやっていけるような都市創りを目指しています。
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●林原プロジェクトの進行状況のご報告
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開発メンバーは今年も引き続き作業に没頭いたしました。前号のメールマガ
ジンで触れたように、林原の再開発計画地の中に一部残る「違法建築家屋の退
去」「国土交通省所有の小河川の処理」、そして林原と岡山市との間の協議事項
となったままの「都市計画道路との等価交換」等の基盤整備がその後も全く進
展の様相をみせず、また今後の打開の目途もつかないため、林原として取り敢
えず当初の「一体開発案」をロッカー内にキープしたまま、別途に「中心部先
行・周辺部後回し」の段階的開発プランを中心に現在は作業を進めています。
官の事情もあると思いますがベースとなる基盤整備が進まなければ民間企業は
どうすることもできません。こうなりますと、先行着手の施設内容と工事規模
を再度確定するため「事業の採算性」や一次完成時の「インパクト」「集客見込
み」「次期工事とのつながり」「今後の地域動向」「ファイナンスの手法」「事業
全体の持続可能性」等のあらゆる要素が複雑に絡み合った膨大な見直し作業に
追われ、全体スケジュールも押し気味で推移しています。
「中心部先行」する場合の施設内容ですが、最終的な施設ミックスの要素で
ある、1)世界初の博物館ほか高度の文化施設群の集積、2)商業施設(百貨店、
モール、ショップ、レストラン等)、3)大規模駐車場、4)オフィス、5)都市型ホ
テル、6)コンドミニアム、7)モニュメント施設、8)地域の表玄関としての公共
用諸施設、などのうち、前の3項目について市場性と規模の妥当性や投資金額、
採算性、周辺動向などを慎重に考慮して先行着手に向けた範囲確定作業を継続
しています。後の5項目については物理的に「先行」に入れることができませ
んので、完成はずれこみます。しかし、林原としてやむなく「周辺部あとまわ
し」に大きくギアを切り替える場合、逆に先行部分は密度の濃い開発が可能と
なり「地域の発展のために大きな起爆剤となる」我々の意図は当初の理想どお
り確実に実現できます。すなわち、観点を変えれば本来、都市開発というもの
は、特に地方都市においては、これまでの様なバブル的発想の「一発投入一挙
オープン」ではなくて、地域の文化や歴史や発展のペースを尊重し、それを乱
すことなく、時間をかけながらひとつずつ、しかし超刺激的で、着実にかつ持
続可能な都市開発を進めるべきだ、という時代の雰囲気を反映した「まっとう
な考え方」にも沿う事ができるように思います。
来年もプロジェクトチームは変わることなく前進を続けます。林原は本来の
バイオの仕事でもこのところ元気いっぱいで来年以降「新規の事業計画が目白
押し」なのですが、実業の成果を地域のために生かすという考え方の元に、街
づくりにむけても着実に進みたいと思います。引き続き、ご理解とご声援をお
願いいたします。
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