ピタットハウス岡山店 artplanning ブログ

「持ち家か賃貸か?」(3)

最終回は、生活環境の変化についての考察です。

年齢や働き方、職場の場所、家族構成や家族の事情、などによって、住居を変わりたいといった状況は人生の中で何度かあるはずです。
変化に対応しやすい、賃貸暮らしの自由度は魅力的です。
不動産投資の現場でも、郊外のアパートなどでは、ここ数年家賃の下落傾向から、アパートの利回りは低下傾向です。経済的な意思決定の目安として、家を買うか、買わないかは実質利回りが年利8%と考えられる。不動産市況全体のリスクは、株価指数を少し下回る程度ですが、何丁目何番地といった個々の不動産の場合は分散投資がきかないため家に投資するというリスクは株価指数を上回るリスクがあると考える必要がある。しかも家は、株のように流動性が低いのでそのぶん利回りも欲しい。
家を賃貸した場合の諸費用(固定資産税など)を差し引いて、月額20万円の賃料の物件だと、年間240万円、8%で割り戻すと、価格の上限は3000万円となります。
あなたの家が、3000万円以上したならば、月額20万円以上の賃料で借り手をつけられますか?
また、個別のリスクとして、耐震、エレベーターなどの設備、などもあります。最近のマンションでは「隣人リスク」というものまで現れ始めています。
一般のサラリーマンにとって、家を買うことの経済的思考は、ただ単に、家賃とローンの金額の比較だという人もあります。
しかし確かに、将来の賃料値上がりリスクもありますが、家を買うことのリスクに比べると比較にはなりません。
また、「区分所有権」の価値が怪しいマンションの資産価値への疑問など、問題はさまざまです。

いずれにしても、「マイホームは夢」とか「家は特別な買い物」とか「一生に一度は家を買うのが普通」などという先入観が、冷静な思考を惑わせています。
先入観を取り除き、自由な思考になることが大切です。

三回にわたって書いてきました、「持ち家か賃貸か?」はこれにて終了といたしますが、私たち不動産業界にとって、今後の大きな課題は、「優良な賃貸住宅の供給です。」

経済的な理屈はわかっても、それなりの賃貸住宅が世に供給されない限り、賃貸生活を楽しむことは不可能です。いろいろなライフスタイルにあった、賃貸住宅の供給こそ、私たち事業者の新しい姿なのではないでしょうか。。。。。。。

2 14, 2007(水)